法律コラム

法律コラム · 14日 7月 2023
2023年7月13日、改正刑法が施行され、不同意性交等罪が新設されました。 従来の強制性交等罪(古くは強姦罪)や強制わいせつ罪との違いは主に2点です。 ①不同意、もしくは不同意の意思表示を表明することが困難な状態にさせ又はその状態にあることに乗じて、行為を行った場合と規定。 具体的に8つの場合を規定しています。 (1)暴行もしくは脅迫 (2)心身の障害 (3)アルコール・薬物 (4)睡眠その他意識不明寮 (5)同意の暇がない状態 (6)恐怖、驚愕させた状態 (7)虐待に起因する心理反応 (8)経済・社会関係上の地位を用いて不利益を憂慮させる これらの類型に当てはまる性交・わいせつ行為は避けなければなりません。 2 性交同意年齢の引き上げ 従来は13歳未満のものと行為をした場合は無条件に刑罰の対象でしたが、この年齢が16歳未満と引き揚げられました(但し、13~15歳の相手の場合は5歳差以内(18~20歳)なら同意があれば刑罰にあたりません。 不同意の判断が難しく、冤罪の生まれる恐れもあると思います。同意があったはずなのに逮捕されたという場合、速やかにご相談ください。
法律コラム · 26日 5月 2023
最近、残業代請求でご依頼の方から立て続けに、「残業代請求ができるのって過去2年と聞いたんですけど」と言われました。 この点については、古い情報を見たのだと思います。...
法律コラム · 14日 3月 2023
2022年5月に成立した改正民事訴訟法が今年の4月1日から施行となります。 主な改正点としては ①民事訴訟のIT化...
法律コラム · 13日 3月 2023
2023年4月に民法の一部が改正されます。 相続制度の見直し(被相続人死後10年以上経過した場合の遺産分割についての規定の新設)など、大幅な改正が行われます。 中でも所有者が不明な土地の管理についての制度の新設は重要です。 ・土地等の管理不全により不利益を被るおそれがある隣接地の所有者...
法律コラム · 30日 1月 2023
コロナ禍において、多くの事業者が無利子・無担保の融資(いわゆるゼロゼロ融資)を受けてきました。 ところが、事業の回復がされる前に返済開始時期が来てしまったケースが増加しております。 返済の資金繰りに窮している会社が増加しており、実際には企業倒産件数がすでに増加局面に入ったとの報道も出ています。 私の経験則上、事業者の自己破産の判断は早い方が絶対にいいです。無理に会社を続けても取引先や従業員、果ては経営者の親族にも迷惑をかけるだけというケースがほとんどです。 破産は決して恥ではありません。自分と周りのことを考えて、返済が不可能だなと思ったらすぐにご相談ください。
法律コラム · 19日 10月 2022
女性の再婚禁止期間(100日間)及び離婚後300日以内に出産した子どもは「元夫の子」と推定する現在の民法を見直す改正案が閣議決定されたというニュースが報道されました。 従前から法の下の平等に反し違憲の疑いが強いとされていた女性の再婚禁止期間の規定ですが、廃止に向けてようやく動きだしたようですね。 (前)夫が子どもとの親子関係を否定するための手段として嫡出否認の訴えという制度がありましたがこれも見直しになりそうです。 子どもと父親の親子関係の有無は養育費支払義務に関係する大きな問題です。制度改正については広く国民に知れ渡るといいですね。
法律コラム · 12日 10月 2022
改正プロバイダ責任制限法が、2022年10月1日に施行されました。 同法により、 ①開示請求を行うことができる範囲の見直し(SNSでの投稿について発信者情報開示の認められる範囲が拡大しました) ②新たな裁判手続の創設「発信者情報開示命令に関する裁判手続」 提供命令と消去禁止命令という制度によりコンテンツプロバイダに対する発信者情報開示命令手続内でアクセスプロバイダを特定しアクセスプロバイダが有する投稿者の氏名などの発信者情報の消去禁止(保存)を要求できるようになりました。 今まで費用倒れに終わることが多く、泣き寝入りしていた誹謗中傷問題に対して広く救済できるようになったと言えます。 SNS上の誹謗中傷にお困りの方はこれを気に発信者情報命令の活用をご検討ください。